ファッションの斬新さってなんだろうか?
今風なファッションになるためとか、いい風にみられる憧れのファッションとか、自分の趣味趣向に対する意思がそのまま服装にでる、
着こなしの中の斬新さがアピールになって、人にどう思われてくるのか?
服装の心理学的にみると、こう言える
「衣服とは他人とのコミュニケーションツールである」
つまり、お洒落とは他人に対するアピールであり、その人の気持ちや心理が現れるからだ。
着ている服装において、人は心動かされてしまう。
こんな実験があったそうだ。
高価なスーツを着ている人と安価なスーツを着ている人の写真を交互に3秒間見せるというものだ。
ほとんどの人が、高価なスーツを着ている人に
「自信を感じる」「成功している」「高収入そうだ」
という印象を得た。たった3秒間の間で。
つまり、人間というのは、その人の服装でその人の地位や能力を判断できるのだ。
また、ファッションはその人の印象として年齢に関係してくる。
イコール、子供のころはさほど気にされないファッションのなかで、ルーズさとか、ダメなポイントは
年齢が上に高くなっていけば、行くほど、周りの評価として厳しくなっていく。
例えば、ある人物二人のファッションを見せる前に、自分の立場としての役職を明かしたうえで、
低い役職の人より、高い役職の人の方が、服装の丈が長かったり、短かったり、ボタンのつけ忘れ
などの、欠点を多く見られがちで、否定的な印象を取られやすいといえるらしい。
では、色彩という意味でのファッションとはどういうものか?
人のファッションを見るときは、デザインよりもまず、色であるといえるのである。
悲しい心境のときは、色使いを黒に統一するのがいいとされ、喪服などもそいうい
たぐいの色からくる、気持ちの払拭と統一感ではないだろうか?
人が服を選ぶというのはどういう感覚なんだろうか。
おんなじ服をずっと着続ける人の気持ちとして、2種類の考え方がある。
効率追求と個性重視である。
効率追求の種類の人としてあげられる人は、スティーブ・ジョブズ(アップルCEO)・ザッカーバーグ(フェイスブックCEO)・北川景子(女優)
である。
この効率追求の人の特徴として、金銭的コストの追求心が高い、服の選択の時間の省略、服の選び方のハードルを上げることである。
これに対して、個性重視の人は代表的な人として、ラガーフェルト(ファッションデザイナー兼写真家)・向田邦子(作家)・平野ノラ(お笑いタレント)
である。
この個性重視の人の特徴として、同じテーマを自分に取り入れることを追い求めることにより、服装の制服化を避けるため、テーマカラーや同じモチーフ
など部分的なルールを決めることである。
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では日本のファッションは世界的にみて、どんな斬新さをもちあわせているのだろうか?
日本の代表的な女性ファッションとして、あげられることの多い、四大ファッションについて。
その1 コンサバ系
コンサバティブという英語(保守的・控え目)の言葉からきたもので、清楚感や清潔感を重視したファッションである。
オフィスカジュアルもこれに含まれる。
その2 スーツファッション系
ボタンの止め方や着こなし、鞄・バッグにいたるまで、着こなしに一定のルールがあるファッションである。
その3 ギャル系
日焼けした肌や金髪、露出度の高い服装などで有名。令和の今でも存在し、カジュアルとか綺麗めとか
種類に分かれて存在し、肌を焼かずに美白を意識している。
その4 ゴスロリ系
ゴシック&ロリータの略。人形が着るような、フリルやレースをつける「ロリータファッション」と、
イギリスのゴシックファッションが融合した、日本独特のファッションでる。
これに比べて、
アメリカの女性のファッション
は、日本に比べて可愛さよりもカッコよさやセクシーを求めている。メリハリがあってメイクも派手である。
反面、パーティーやイベント以外では、Tシャツとデニムなど、シンプルな服装が目立つ。
イギリスの女性のファッション
地理的歴史背景により、地方によって言葉やコミュニケーションはたまたファッションも違う。
パンクファッションの様な過激なスタイルも好まれるが、日本の皇族のような伝統的なファッション
も多く気に入られている。
韓国の女性のファッション
日本と似ているが、K-POPアイドルに象徴されるような、派手な色使いが多い。
これらから考察するに、日本の女性のファッションは海外の方から見ると、
「かわいい」「幼い」「少女っぽい」などがあげられ、セクシーさに欠けるのである。
でも、「KAWAII!」は世界の共通語であることは間違いない。
では、最後に斬新さとは?
言葉の意味としては、発送などが革新的とか独創的ということである。
そこで、好き嫌いなどの服装の趣味趣向がいかに他人に見られているか?
そこに、自分らしさを求めて、いかに、自分としての自己主張が
できるか?
そこに、多種多様な自分の好きなファッションに対するイメージ
からまり、自分が思い描くとおりのコーディネートがある。
そこに、たどり着くには、自分の内面からくる、
「こうありたい」「こう見られたい」「こう思われたい」という
願望欲求を満たすアイテムとしておしゃれでいいものを選ぶことが
ファッションにおける斬新さにつながるのではと思うのである。